データ解析のためのIgorPro活用術
3.グラフ全体のフォントをそろえるには
論文で用いられるグラフは一般にフォントのサイズ、大きさを揃えて作成します。
例えば他の人が作成した文献のグラフをセミナー等で用いたりすることがあるでしょう。
ほとんどの場合、文献に掲載しているグラフを縮小して使う場合が多いのではないでしょうか。
その場合、文字の大きさ等がバラバラだと、小さな文字等が見えなくなってしまう恐れがあります。
IgorProでは一般にWindowの大きさによって自動的にフォントの大きさを設定するようになっています。
そこで、作成したグラフ全体の文字を統一するためにModifyGraph
( for general setting)を用いることを勧めます。
作業方法
メニューバーのModifyGraphを選択すると
ModifyGraphのダイアログが現れます。
なお、ショートカットはplotの領域の外側を
ダブルクリックをすることです。
コマンドの場合は、ModifyGraph [/W=winName /Z]
gFont=fontStr, gfSize=gfs ::フォント、及びフォントサイズを揃える
gmSize=gms : マーカーのサイズを揃える
となります。なお合わせてModifyGraphのheight=heightSpec, width=widthSpec
も使用することを勧めます。これらについては「グラフのレイアウトを統一させる」で
詳細を説明します
注意点
- ModifyGraphのフォントのデフォルト設定はメニューの"misc"の中の"default font"で
設定することができます(正確にはグラフ、レイアウト中のテキストやマーク、
新規のProcedure やNotebookなど)。.また"Capture as Preference for New Experiments"をチェックすると
次回に新規作成した場合のデフォルトフォントとなります。
- ModifyGraphダイアログで設定されたフォントの情報は、
ModifyAxisやModifyAnotationのダイアログでのデフォルトに設定されます。
これらのダイアログで新たにフォントを設定すれば、これに従うことになります。
最終更新日: 2003.1.26
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